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今日からまた日記形式でブログをちょこちょこ書いていこうと思います。
昨日、家族でバンテリンドームナゴヤへ野球観戦に行きました。友人たちと観に行ったのに続いて今シーズン2度目の観戦でした。(オープン戦とエキシビジョンマッチを入れると4度目)
しかし、昨日の試合はただの野球観戦ではありませんでした。先月3日に27歳という若さで亡くなった、木下雄介投手の追悼試合だったのです。
以前から決まっていて狙ってこの試合を選んだわけではなく、たまたま家族の予定がみんな合って選んだ試合。その後、愛知県にまん延防止等重点措置が発令されてチケットが販売停止になってから決まった追悼試合。私たちは販売停止前に購入していたので、本当に偶然が重なって現地で観戦することができました。
試合前に行われた追悼セレモニーは涙なしで観ることはできませんでした。生前の木下投手の映像がたくさん映し出されたり、小さな娘さんと息子さんがマウンドに献花をしたり、多くの選手が涙を流していたり… 今思い出しただけでも泣きそうになります。
映像に出てきた言葉の中で、一つ印象に残っているものを紹介します。
「何を成し遂げたか、ではない。
戦って、戦って、どう生きたかだ。」
おそらく球団の方が考えたものだと思いますが、とても刺さるものがありました。自分はいつも成果ばかり気にして自分を否定してしまいがちなので、この言葉をしっかり胸に刻んでいきたいと思います。
思えば2018年、木下投手が支配下登録(一軍の試合に出場することができる権利みたいなやつ)されてすぐのオープン戦を現地で観ていました。その時は試合が決まってしまう満塁ホームランを打たれて多くのお客さんがその後、席を後にしていました。私はその時、この選手がすごい選手になったときにこの試合を観ていたことが貴重なものになるなと思っていました。まさかすごい選手になる前にこんなことになるなんて… その満塁ホームランを打った加藤翔平選手が今年の6月にトレードでドラゴンズにやって来たのもなんだが不思議な縁だなぁと思います。
今シーズンはキャンプやオープン戦から順調で、一軍で1年間主力としてやっていけるのではと私も期待していました。
しかし、シーズン開幕前最後のオープン戦で右肩を脱臼してしまいました。私は自宅の近所のガソリンスタンドに到着したときにちょうどそのシーンを観ていて、ショックで給油口を開けたまま車で5分くらい固まってしまいました。
そこからリハビリを懸命に頑張って、またマウンドに帰ってくるはずだったのに…
私の座右の銘は「神は乗り越えられる試練しか与えない」というものです。しかし、木下投手が試練を乗り越える前に神は一生試練を乗り越えられない試練を与えてしまいました。
本当に残酷なことで、報道を見た時は言葉になりませんでした。というか信じられなくて、気持ちは泣きそうなのに涙が出てきませんでした。昨日、セレモニーに参加して初めて、「あぁ、本当に亡くなってしまったんだ…」と実感しました。
与田剛監督が試合後に記者に対して言った言葉
「いやもう大好きなピッチャーです。
過去形にはしたくない。」
木下雄介はずっとドラゴンズの選手だし、ずっと好きな選手だし、ずっと応援します。
試合は2-0でドラゴンズが勝利しました。ピッチャーは何度もピンチを招きながらも一点も取られることなく守り切りました。木下投手の魂が乗り移っているように感じました。
本当に本当に感動的な試合で、一生忘れることはないと思います。
蹴破れ!! その扉
プライドなど投げ打って Dead or Alive
勝つまで
立ち上がれ 上がれ 恐れずに前へ
走れ 走れ ぶっ倒れるまで
上がれ 上がれ 一か八かなら
お前の明日 今よりましか 賭けてみろ 今
立ち上がれ 上がれ 壁ぶち破って
走れ 走れ 転がり続け
上がれ 運命の中で 咲かせ 黄金魂
木下雄介投手が登場曲で使用していた湘南乃風の黄金魂の歌詞です。自分の中で特別な曲は何曲かありますが、これもまたその一つになると思います。
木下雄介さん、あなた自身、あなたのストレート、絶対忘れません。未来の守護神だと夢を見させてくれてありがとうございます。どうか安らかに。
夜みんなでやったamong us楽しかったヨ またやろうね
こんな感じで毎日長さは違えど、日記的な感じで続けていきたいです。暇だったら見てください。